イメージとかけ離れた色で

01.苛立つ青


青は何のいろ?
空…海……そして
お前の色
冷ややかな狂気を無理やり演じる
馬鹿な、お前の色
本当は誰よりも、純粋で澄んだ 青のくせに
なのに

ああ

苛立つ、青


02.心地よい赤


赤は何のいろ?
林檎…夕焼け……そして
お前の色
本当は誰よりも熱いくせに
誰よりも、冷静を演じる
馬鹿な、お前の色
ああ、愛しいって言うんだろうか、この感情は
染まって行くんだ、あの夕陽のように

そう、

心地よい、赤


03.眩暈の緑


爽やかな緑葉にさえ反応する俺は、傍からみてもかなり間抜けに映るんだろう
だが、俺にとっちゃそんなもん糞食らえにぐらいしか思わねぇ
だって、当分お前に会って無い
もうそろそろ、我慢の限界
只でさえ、俺の神経は短いんだぜ?

なあ、俺を焦らしてるつもりか?

それくらいの可愛い悪戯だったら、しょーがねぇから俺が負けてやるよ
だから
早くその眩暈の緑に
俺を、俺だけを、映せ


04.不純な透明


05.無感動な黄色


06.地に落ちた金


07.価値の無い銀


08.冷たいオレンジ


09.欲望の白


白を、何に染めようか?

例えば悲しみ

例えば喜び

例えば……欲望

ああ、もちろんこれは本物の色のことを言ってるわけじゃねぇ
俺ん中の常識の話
どうやら、俺の中ではお前=白らしい
汚してやるよ
お前が白なら、俺は黒だろ?
汚してやるよ
俺の色で俺好みに
そう、お前は俺にとって
欲望の、白


10.安心の黒


黒を、どうやって染めようか?

例えば悲しみ

例えば喜び

例えば……切望

ああ、もちろんこれは本物の色の話じゃないさ
俺ん中の常識の話
どうやら、俺の中ではお前=黒らしいな?
染めてやるよ
お前が黒なら、俺は白だろ?
染めてやるよ
俺の色で、お前を
俺無しでは居られないように
そう、お前は俺にとって
安心の、黒






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