k小ネタログ

マーキング(阿→ルイ)



世の中、自分以外は全て雑魚
雑魚は、要らねぇだろ?
だから、片っ端から潰して逝くべきだ
お前も、そうだとは思ってたんだがな……

なあ?
賊学の番長さん?

まあ、アンタはまだイイ方かな?
俺に血を付けたのは

お前が、初めて

今まで、雑魚共の血なら幾らでも被って来たが
自分の血を被ったのは
お前が付けた傷だけ

気に入ったよ、ルイちゃん?

「また、会おう?」

白く皇かな肌に、口付けて
噛み付いた

流れた滴を舐め取って
この行為はマーキングと同じだと気付いた

上等じゃねえか
絶対に、手に入れてやる

滴る滴
傷だらけの頬
閉じた瞳を一瞥して

その場を、去った



臆病な僕と無防備な貴方(セナ→ルイ)



初めは少し驚いたけれど
彼は、勉強が出来る

でも、僕は敢えて貴方に頼らないようにしている

だって、悔しいじゃないですか

貴方は僕より一歳だけだけど年上で
背だって高くて

それに対して

コンプレックスの塊の、僕

本当は素直に甘えて仕舞いたいくせに

意地っ張りの、僕

でも、本当の訳は……

「小早川?何やってんだ?」
「あ、数学…です。課題、提出期限が近いんで…」

これだ

酷く無防備に、僕に身を寄せるから

微かに香る香水と
アナタの、匂い

ああもう……

「ああ、これな。これはCOSを使って……」

説明に夢中で、僕の視線にも気付かない

僕だって……狼なんですよ?

気付いてください、視線の、意味

僕は臆病だから
自分からは、言い出せない

だから

気付いてください………



チョコレート(ヒルルイVer.)



  甘さなんて、イラナイと思ってた
お前に、会うまでは

「……よく、んなクソ甘ェモン食えるな……」

目の前には、甘ったるいチョコレートと
嬉しそうに、頬張るお前

「んー…これ、そんなに甘いやつじゃないけど……食ってみる?」

包みには確かに、ビタースィートの文字

「イラネ」

ったく、お前本当にあの賊学の頭か?
そんな姿、お前を慕うアイツらには見せらんねぇよな?

そんな、可愛い姿
他の野郎なんかに見せる気なんざねえがな……

あーあ、口端に欠片が付いてる……

「……やっぱ、貰うわ」
「へ?」

ぺろっ

「………っ!!////」
「………やっぱ、甘ェ……」

甘さなんて、イラナイと思ってた

けど、お前と会ってから
それも悪くないと思える
これも一つの

幸せの形

だろ?



slave(ルイヒルルイ)



ムカつく……

何傷なんかつけられてんだよ……

テメーは俺の奴隷だろ?

だったら

他の奴に傷なんかつけられてんじゃねーよ

喧嘩なら完璧に勝て

そうすれば…ご褒美にキスのひとつでも寄越してやるよ

テメーは俺の奴隷なんだよ

わかったか、糞スレイブ?



鼻を掠めた香りに、泣きそうになった(ロニルイ)

同じ匂いのシャンプー
丸くなったルイさん
これらが何を示すのかわからないほど

子供じゃない

けど

素直に受け入れられるほど……

大人でも、無いんだ

だから、もう暫く

もう少しだけでいいから

想わせて下さい…貴方のことを……

分かってます

貴方の視線の先
幸せそうに
綺麗に
微笑むから

貴方の笑顔が見れるなら、このポジションも……

悪く、ない

現金な、俺



チョコレート(銀ツン)



  甘さなんていらない

苦いくらいが、ちょうどいいだろ?

「ツンツーン?珍しいじゃん、チョコレートなんてさ?」
「まあ、な…」

甘党のお前と、どちらかといえば辛党の俺
足して割って掛けて引いて
駆け引きを楽しむくらいでちょうどいい

「一口頂戴?」
「バーカ、甘えんな」
「えー?じゃあ…」

チュ

「甘v」
「……お前、やっぱ馬鹿」

甘さなんていらない
苦いくらいがちょうどいい

でも

たまには…ビタースイートじゃなくて
スイートホワイトでもいいのかもしれない

まあ…これは、俺だけが分かっていればいいこと
当分は、言ってやらない
この馬鹿は絶対付け上がるから

まだ、この関係でちょうどいいから

だから、暫くはこのままで



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