０１．もうやめて


『もう…止めて下さい…』

泣きそうな顔…
俺の一つ下なのに
幼い、その顔
ごめん、な…
でも、無理だわ、ひよこ
知ってた？
俺、お前のその顔が見たくて、いつも無茶な喧嘩繰り返してんの
だから…無理、なんだ


０２．気が狂う


『ごめん、な…』

謝るくらいなら…
やめて、下さい…
知ってるんですか？
血まみれのあなたは
修羅のように笑うあなたは
すごく…綺麗なんだって
認めたく、無いんです…こんなことを思う自分を
あなたが、大切なはずなのに…
だから
お願いですから…
俺が狂う前に…
止めて、下さいよ…っ！！


０３．苦しい


『苦しい』

そんな感情、今まで知らなかったわけ、実はね？
今は…なんとなくだけど分かる気がする
俺の腕の中で、泣きつかれて眠るひよこ
苦しいだろうに…辛いだろうに、俺についてくっから
見てると…何か
胸に、違和感
たぶん、これが苦しいってことなんだろうと思う

「ひよこ…ロニ」

幸せそうに、眠るから
柄でもねぇこと、考えちまってる
このまま…この穏やかな時間が続けばって
苦しみとは、無縁で居させたいのに
止まらない
たぶん、これは中毒
お前という薬の…副作用
ああ、なんだかな…
悪循環、だな……


０４．気になってどうしようもない


引かれて止まない、金色の光
気になるの一言じゃ済まないくらい
引かれる、俺がいるわけで
大切に、スルベキモノでも、危なっかしくてつい、からかって苛めたくなる
気になってどうしようもない
可愛い、存在だから


０５．近づかないで


「近づかないで、下さい…」

貴方は、俺を…

「貴方は…」

俺を何処まで混乱させれば…

「気が、済むんですか…！？」

貴方にとって、俺は…

「遊び、ですか…！？」

それとも、本気、なんですか…？
貴方の本心さえ計れない俺には…
貴方には、近付く資格すら無い……！！
だから…

「…近づかないで…」


０６．忘れさせて
０７．それ以上言わないで
０８．助けて
０９．どうして
１０．待って






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